2011年01月19日

カラス天狗のミイラを解析したら・・・

カラス天狗のミイラを科学的に調べた所、トンビらしき鳥の骨と粘土で出来ていたそうです。
これは山伏が信仰の対象として各地でご利益を説いていたもので、和歌山御坊市で山伏が行き倒れになり、地元の神社で保管してきたものだとか。
そのカラス天狗のミイラをCT:コンピューター断層撮影で解析した所、どうやらトンビの骨と粘土で形を作ったというのが明らかになりました。


あの「カラスてんぐ」ミイラ、正体はトンビだった 和歌山県のCTで判明
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110119/art11011910000025-n1.htm
 ミイラは仏教を守護する八部衆の一人「生身迦樓羅王尊像」とされ、信仰の対象になってきたが、関係者の間では「正体が分かってすっきり」「昔の信仰や技術を調べるきっかけになる」などと注目が集まっている。

 県立資料館「紀伊風土記の丘」(和歌山市)によると、高さ約39センチ。頭の両側にとがった耳があり、鋭いくちばしや翼も。ある僧が941年、奈良・大峰山で修行していると、「安産除悪の秘符」とともに天から降ってきたと伝えられる。


日本全国に人魚のミイラだとか河童のナントカなどありますけど、ウソも方便、そうやって信仰を集めて人々に人の道やマナーなんかを説く方法になってたりしたんでしょう。
作り物じゃないか!と目くじらを立てるような話じゃありません。
というか本物と思ってた人もいないでしょうし。
関係者も「正体が分かってすっきり」といってるくらいですしね。


 江戸時代から明治時代には、山伏がミイラを納めた厨子を背負って各地を巡り御利益を説いた。同県御坊市で行き倒れた山伏が持っていたのを、地元の神社が明治時代から保管してきた。

 県工業技術センターが平成19年12月、保存事業の一環としてCTで調べたところ、トンビとみられる2羽の鳥の骨に粘土や和紙を肉付けしたものだった。鳥のくちばしを外に出すなど“本物”らしく見せるため工夫していた。江戸後期に作られたとみられる。

 紀伊風土記の丘の藤森寛志学芸員(36)は「当時の信仰状況が分かり夢が広がる」と話している。


意味合い的には昔作られた仏像や仁王像、十二神将なんかと同じですね。
「こういうものがいて、こういう世界観で・・・」と説明してまわるにはうってつけです。
当時の学校もないような時代の漁村・山村の人たちに倫理やマナーや生き方を説明するのに、こう言ったものを見せたほうが話が早いし、一目瞭然です。

まあ中には見せ物小屋なんかで
「これが○○だ!」なんて
見せていたものもあるんでしょうけど。





posted by こらしょ at 21:12 | Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。